さあ、シーズンも残りあと4話を残すのみ。今回も内容濃いですよ。ぶったまげますよ。早速いってみましょう。
ツイン・ピークスの路上。
ネイディーンが、金のスコップを担いで歩いています。
やって来たのは……エドのガソリンスタンドだ。
ネイディーン「話があるの。私は変わったの。あなたは自由よ! ノーマの元に行きなさい!」
「マジか?」……困惑しながら、ネイディーンとハグするエド。
RRダイナーにやって来たエド。
エドはネイディーンから解放されて自由になったが、ノーマの元には、やり手ビジネスマンのウォルターが。
さて、ノーマはどっちを選ぶの?
ノーマ 「私は家族ともっと過ごしたい。店もここ1軒で十分よ」
ウォルターの申し出を蹴り、エドを選ぶノーマ。
エド「結婚してくれ」
ノーマ「もちろんよ」
微笑むシェリー。ハッピーエンド、第1号キタ。
雲が流れる。電気が点滅する。一転して不穏な空気に。
夜の道路。街灯がない。運転するのは……バッド・クーパー!
車が向かった先は、コンビニエンスストアだ!
あの、第8話に出てきたGS併設のコンビニエンスストア! 時空を超えて存在しているよね。
ウッズマンと一緒に、GSの右側の外階段を上るバッド・クーパー。
ジジジジ……消えゆくクーパーとウッズマン。
コンビニエンスストアの階段の先には、2階フロアはない。電球があるのみ。2人はどこに消えた?
大変重要なシークエンスです。クーパーたちは異空間にいます。
部屋の中に移動している。壁紙と天井がバラの花の柄だ。
クーパー「オレはフィリップ・ジェフリーズを探している」
ウッズマンが何かのスイッチをオンにする。
鼻の長い男が点滅する。
ウッズマンがもう1人いる。
部屋を出て、奥の方に行くと……また別の階段がある。
階段を上り、ドアを開けると、屋外に出た。
平屋の家に向かって歩くクーパー。
門灯が点いている「8号室」に近づき、中に入ろうとドアノブを回す……開かない。
すると、女が歩いてきた。
「私がドアを開けてあげる。I’ll unlock the door for you. 」セリフは逆回転の逆回転。←ブラックロッジと同じ。この女誰なんだ? ローラ?
クーパーが部屋に入ると、蛍光灯が点滅している。
おっとー、釣り鐘状のデバイス登場。裕木奈江や巨人の場所にあったやつ。
釣り鐘には、ヤカンの口みたいなのがついてて、丸い光に煙がシューシュー吹き付けられている。
何と……これがフィリップ・ジェフリーズらしい。
ジェフリーズ「おお、お前か」
クーパー「なぜ、レイにオレを殺させようとした?」
ジェフリーズ「何だって?」
クーパー「5日前に、オレに電話したか?」
ジェフリーズ「お前の電話番号は知らない」
クーパー「別の誰かがオレに電話したってことか?」
ここで、デビッド・ボウイの過去フッテージ。「FWWM」のやつ。
「オレはジュディのことは話さないぞ。オレたちは、ジュディの話なんかしない」
クーパー「1989年、あんたは、フィラデルフィアのFBI本部で、ジュディに会ったって言ったよな」
ジェフリーズ「お前はクーパーなのか?」
クーパー「フィリップ、なんでジュディのことを話さない? ジュディって誰なんだ? ジュディはオレの何かがほしいのか?」
ジェフリーズ「なんでジュディに直接聞かないんだ? オレが書いてやる」
煙の中から数字が出てくる。4 8 5 5 1 ……紙にメモを描くクーパー。
クーパー「ジュディって誰なんだ?」
ジェフリーズ「お前はすでにジュディに会ったんだよ」
すると……電話が鳴る!
電話を取るクーパー。
電気がはじけ、クーパーはコンビニエンスストアの1階にある公衆電話に転送された。
電話が切れる。
電話機を使った転送は初めて見たな。電話のベルが鳴ったのは、単に部屋から外にクーパーを転送するためだったか。
路上では、リチャード・ホーンがクーパーに銃を向けている。
……あれ? ここどこだっけ? クーパーとレイは第13話でウエスタン・モンタナにいたよね。
Google Mapで見たら、モンタナ州はワシントン州から650キロぐらい東。ツイン・ピークスの町にだいぶ近づいた。クーパーは、その前にいたサウス・ダコタから1200キロほど西に移動してました。
リチャード「お前はFBIだよな。ママが持ってる写真で見たことがある。クーパーって名前だろ」
クーパー「お前のママは誰だ?」
リチャード「オードリー・ホーンだ」
やはり、リチャードはオードリーの息子でした。
リチャードの隙をつき、足を蹴って銃を奪うバッド・クーパー、ここら辺は格が違うやね。
クーパー「二度とオレを脅かすな」
クーパー、テキストメッセージで「Las Vegas?」と送る。
第12話のダイアンが目にしたヤツですね。
各ロケーションで、時間がずれてるねえ。リンチ、わざとやってんのか?
コンビニエンスストアの中で電気がはじけ、建物は煙に包まれる。コンビニエンスストアは、消えてなくなる。
森の中。
木の根っこにカップルがいる。スティーブン(ベッキーの夫)と浮気相手だ。
スティーブンが銃を持っています。
自殺するのか?
犬連れの男がカップルの前に。
これ、マーク・フロストじゃん!
……銃声。誰が死んだ?
トレーラーパークにさっきのマーク・フロスト。てことは、死んだのはスティーブンかな。
ロードハウス。
ZZTopの曲がかかって、客が盛り上がっています。
ジェームズが、ゴム手袋の男フレディと現れる。
ジェームズがレネーに声をかけると、レネーと一緒にいた男が、突然ジェームズを殴る。
すると、その男をフレディがゴム手の右手でパンチ! フレディのパンチは強烈すぎて、男が気絶。緑のゴム手、凄いパワーです。
ラスベガス、トッドのオフィス。
トッドがシャンタルに銃で撃ち殺される。シャンタル、この日は3人も殺っちまった。
保安官事務所。
ジェームズとゴム手のフレディがトラ箱に。
裕木奈江もいた!
ダギーの家。
ケーキを食べるダギー。
リモコンをいじっていると、テレビが点いた。
流れていた映画の中の「ゴードン・コール」という名前に激しく反応。
電気の音をたどっていくと、壁にコンセントがあった。
ダギーはコンセントに、持っていたフォークを突っ込んだ!
イタタタタタタ! 感電するダギー。
丸太おばさん。
ホークに電話している。
丸太おばさん「ホーク、私は死ぬわ。あなたは知っていると思うけど、これは変化で、終わりではないの。(中略)私の丸太は金色に変わった。ホーク、さようなら」
合掌。RIP 丸太おばさん。RIP マーガレット・ランターマン。RIP キャサリン・コウルソン。
オードリーとチャーリーは、ロードハウスに行こうとしています。
相変わらず不毛な会話をしていて、なかなか外出できない。
その頃ロードハウスでは、Veilsというバンドが演奏中でした。
In memory of Margaret Lanterman。丸太おばさんに捧げられたエピソードでした。
【第15話まとめ】
- エドとノーマが婚約しました。ネイディーンも熱烈応援。おめでとう、エド!
- ついに、ジェフリーズが登場しました。巨大なヤカンの姿で。彼はコンビニエンスストアの上の階にいました。声はネイサン・フリッツェルという人があてています。
- ジュディの正体は分かりません。が、ジュディを示す数列が示されました。
- リチャード・ホーンは、オードリーの息子でした。
- トッドが殺されました。実行犯はシャンタル。指示したのはバッド・クーパーですね。
- ゴム手袋の男、フレディのパンチが凄い。重要キャラの可能性。
- 丸太おばさんが亡くなりました。演じるキャサリン・コウルソンも亡くなりました。彼女は「イレイザーヘッド」の時代から、リンチ組の重要なスタッフでした。合掌。
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