USのSHOWTIMEでは、第17話と第18話は連続でオンエアだったのですが、日本では1話ずつです。残念ながら。とにかく残りあと2回!気合入れて行こう。
ゴードンの部屋。
赤ワインで乾杯するゴードン、アルバート、タミー。
ゴードン「アルバート、聞いてくれ。25年間、君に知らせていなかったことがある。
ブリッグス少佐は、いなくなる前、私とクーパーに異次元の発見について話してくれた。ジャウデイ(Jowday)という、とてつもないネガティブな力について。時が経って、それがジュディになった。
ブリッグス少佐とクーパーと私は、ジュディに到達するための計画を立てた。
すると、ブリッグス少佐の身に何かが起きた。クーパーにも何かが起きた。
フィリップ・ジェフリーズは、もう存在していない。少なくとも、ノーマルな状態では存在しない。彼は昔、異次元に向かって行くと言ったきり、消えてしまった。
クーパーが私に言った最後の言葉は『もし私が彼らのように消えてしまったら、どんな手を使っても探し出して欲しい。私は2羽の鳥を1つの石で殺すことにトライする』というものだった。
そして今、クーパーが2人いる。
最近、情報屋のレイ・モンローが、刑務所で会ったクーパーがブリッグス少佐の座標を探しているという、秘密のメッセージを送っている」
……いよいよ核心に近づいてきました。ゴードンによると、ジュディとは、異次元にある恐ろしい力のこと。そして「2羽の鳥と1つの石」がまた出ました。第1話で巨人(消防士)が話していましたよね。
ダギーが入院していた病院。FBIがやってきた。
ゴードンに電話「ヤツはもう、ここにはいません」
そこに、ブッシュネル社長が登場。FBI捜査官の電話を借りて、クーパーから託されたメッセージをゴードンに伝えます。
「私はシェリフ・トルーマンのところに向かう。いまは2時53分、ラスベガスだ。数字を足すと10になる」
ゴードン「ダギーはクーパーなのか? どうゆうことだ?」
タミーがFBIのデータベースを調べ、ダギーのここ数日の動きを把握しました。状況を理解したゴードン一行が、ツイン・ピークスに向かいます!
電柱と電線。モノクロ映像がインサート。
運転するバッド・クーパー
ツイン・ピークス保安官事務所では、裕木奈江がうめき声を上げている。
クーパーが近づいていることを察知したかのよう。
グレート・ノーザン。
ジャクソン・ホール警察のウィリアムズ巡査部長が、ベン・ホーンあてにジェリーの身元確認の電話。ジェリーはワイオミングで身柄を拘束されている模様です。全裸でラリっていたところを保護されたんだって。
またもや電柱と電線。モノクロ映像。電線を伝って、何かが動いている。
バッド・クーパーがブラック・ロッジに近づく。このクーパーの移動が電線内の電流と呼応してるんだな。
シカモアの木の横にある水たまりから、煙が出ている。
空中に渦巻きが発生し、クーパーが消える。
クライマックスに近づいてる感がハンパない!
謎の部屋。ブラックロッジじゃない。何だここは? モノクロだ。巨人の場所だな。
ブリッグス少佐の顔が浮かび、
金色のラッパみたいな装置が浮かび(これだけ色つき)、
バッド・クーパーは、顔だけが鳥かごみたいなケージに入ってる謎状態。
巨人(消防士)が立っている。
モニターに、シカモアの木の映像、ローラ・パーマーの家の映像が映る。
巨人が右手をワイプする。
鳥かごみたいなケージ(バッド・クーパーの顔)が装置に吸い込まれる。
……バッド・クーパーは、ツイン・ピークス保安官事務所に転送された。
アンディがクーパーに気づいた。
アンディ「クーパー捜査官ですか! あなたの噂をしていたんですよ」
クーパー「アンディ、元気か?」
何故か、トラ箱の中でビビる裕木奈江。
アンディ「ルーシー、誰が来たと思う?」
ルーシー「クーパー捜査官!」
クーパー「やあ、ルーシー」
トルーマンも登場。「私のオフィスに入って」
だが、なんか変だ。アンディは気づいた。歪んだ映像をアンディは見る。その頃、チャドがトラ箱の鍵を開けて抜け出す。
アンディ「クーパー捜査官、コーヒー飲みますか?」
クーパー「要らない。大丈夫だよ」
……これ、決定的。みんなの知ってるクーパーじゃないってバレた。
抜け出したチャド、拳銃を持って歩いていると、トラ箱にやって来たアンディと鉢合わせる。
アンディ、ピーンチ!
すると、ゴム手袋の男フレディが金網ごしにパンチ。チャドをぶっ倒す! よっしゃぁ。
トルーマンのオフィスでは、バッド・クーパーが椅子に座っている。
ルーシーが、トルーマンに電話を取り次ぐ。
電話の主は、クーパー捜査官だ! ミッチャムの車で保安官事務所に向かっている。
だが、トルーマンの目の前にいるのも……クーパーだ!
困惑するトルーマンの表情を読んで、おもむろに銃を抜くバッド・クーパー。
銃声!
……倒れたのはバッド・クーパー。
撃ったのは、ルーシーです。ルーシーが一番美味しいとこ持ってった!
トルーマン「こっちのヤツは死んだと思うよ。クーパー捜査官」
クーパー「そいつに触っちゃダメだ。死体から離れて!」
アンディ、悠木奈江やジェームズやフレディを連れてきた。ホークも駆けつけた。
部屋が暗くなる。
ウッズマンが3人現れ、復活の儀式が始まった!
ダギー・クーパー到着!
バッド・クーパーの腹からゴリゴリと黒い玉が出現。
黒い玉は、もちろんボブ!
フレディが前に出る。
クーパー「キミはフレディか?」←何で知ってんの?
フレディ「そうだ。これが、ボクの運命なんだ」
ボブ玉が、宙に浮かび……フレディに襲いかかる。
フレディ倒れる。顔面から流血。
しかし、立ち上がる。フレディのゴム手の右手が炸裂!
ボブ玉がクラッシュし、燃え上がる。そしてまたフレディに襲いかかる。
ゴム手パーンチ!
ボブ玉が砕け、煙になる。
フレディ「やっつけた?」
クーパー「ああ、よくやった。フレディ」
……なんと、フレディはボブを退治するというミッションのために、緑のゴム手を着けてイギリスからやってきたのでした。
ダギー・クーパー、バッド・クーパーの左手薬指に指輪をはめる。
バッド・クーパー、床の上から消える
ブラック・ロッジに指輪が転がる。
クーパー「トルーマン保安官、あなたはグレート・ノーザンの315号室の鍵を持っていますか?」
トルーマン「何だっけ?」
クーパー「ブリッグス少佐が、あなたが持ってると言っていました」
トルーマン、ポケットから315号室の鍵を取り出し、クーパーに渡す。
……ベン・ホーンから、鍵はハリーにって渡されてましたよね。第12話で。
裕木奈江を見つめるクーパー。
この辺から、画面にクーパーの顔のアップがかぶり始める。
ボビー登場。「いったい、何が起きているんだい?」
クーパー「ガーランド・ブリッグス少佐……ボビー、キミのお父さんは、今日何が起きるのかをちゃんと知っていた」
ボビー「何が起きたんだ?」
クーパー「何年も前、キミのお父さんが集めた情報が、ゴードン・コールに届けられた。いま、ここにやって来るよ」
ゴードン一行が登場。
……相変わらず、クーパーの顔が映像にかぶってる。
クーパー「それが、我々を今日ここに連れてきた。今、いくつか物事が変化する。過去は未来を決めるんだ」
3人娘が登場し、サンドイッチを差し入れる。
裕木奈江がクーパーの前に進む。
クーパーと裕木奈江、手を合わせる。
……裕木奈江、顔が割れてブラック・ロッジへ。
裕木奈江の顔がダイアンに変化。
……これ、Twitterで誰かが言ってたんですが、裕木奈江の役名「Naido」は「Diane」の逆回転なんですよ。「ダイアン」を日本語でローマ字表記すると「daian」。逆から綴ると「naiad」ナイアド、ナイド。
クーパー「ダイアン!」
クーパー、ダイアンにキス。ダイアンの髪が赤い。
唖然として見つめるギャラリー。
ダイアン「クーパー、私にはあなたしかいない」
クーパー「全部、覚えているか?」
ダイアン「ええ」
ここも分かりにくいですね。ダイアンにはタルパがいて、タルパは消滅。本物のダイアンは姿形の違うナイドになってた。それが元に戻ったってことなのか。
壁の時計が、2時53分を示す。
「我々は、夢の中に住んでいる」← 画面にカブったクーパーの顔がしゃべってる。ちょっとトーンが遅い。
クーパー「また、みんなに会いたい。全員に」
クーパー「ゴードン!」
ゴードン「クープ!」
クーパーのアップ。
夢、終了? 一連のシークエンスは、クーパーの夢なのか。
クーパー、ダイアン、ゴードンが3人並んで歩いている。
相変わらずクーパーの顔が映像にかぶっている。夢は続いてるのか。
クワ〜〜ンの反響音。
315号室に入るクーパーとダイアンとゴードン。
315号室って、地下なのか? なんか変だ。
部屋に入るクーパー「カーテンコールで会おう」
顔を見合わせるゴードンとダイアン
片腕現る。
「Through the darkness of future past,
来たるべき過去の闇を
the magician longs to see.
見通すのが魔術師の望み
One chants out between two worlds…
2つの世界の間から声が放たれる
“Fire walk with me.”
火よ 我とともに歩め」
パイロット版(インターナショナル版)で、片腕が言ったのとまったく同じ台詞。
ちなみにパイロット版では、この後に以下のセリフが続きます。
「我々は人間と暮らした
君らのいうコンビニエンスストア
その上に住んだ
言葉通りの意味だ
俺はマイク 彼の名前はボブだ」
電気がびりびり。
クーパーと片腕が階段を上ると……部屋が燃えながら振動する。
外に出る。
部屋に入る。
煙が吹き出している。フィリップ・ジェフリーズだ。
クーパー「フィリップ?」
ジェフリーズ「Please, be specific」特定してくれ。
クーパー「The date, February 23 1989.」←ローラ・パーマーの殺された日です。フィリップはタイムマシンなのか?
ジェフリーズ「お前のために探してやろう。ここは滑りやすい。クーパー、また会えてよかった。ゴードンに会ったら、よろしくと伝えてくれ。彼はアンオフィシャルなバージョンを思い出すだろう。ここが、ジュディに会う場所だ。誰かいるのかな。オレに聞いたか?」
よく意味が分かりませんが、片腕の男がウンウンうなずいています。
煙の中から、フクロウのアイコンが浮遊し、8の文字に。
8の周囲を玉が回る。8じゃなくて、∞だな。無限ループ。ジュディの正体がこれ?
ジェフリーズ「ほら、これだ。ここから行ける。クーパー、思い出せ」
片腕の男「Electricity.」
クーパーのアップ。目を閉じている。
ファンが回る。タイムスリップも、電気を利用する。
25年前にフラッシュバック。
ローラとジェームズがバイクで出かける。リーランドが窓から見つめている。
FWWMのフッテージですね。
クーパーが転送されてきた。25年前に転送された。ローラを助けに来たんだな。
クーパーが物陰から見てる。
ローラ叫ぶ!
ローラ「ボビーが人殺ししたのよ」
ジェームズ「ボビーは誰も殺してないよ」
ローラ「見たい?」
ジェームズ「何を?」
ローラ「目を開けて、ジェームズ。あなたは私のことを知らない。ドナだって私を知らない。あなたのローラは消えたの」
バイクを飛び降りるローラ。
「ジェームズ、愛してるわ」
ローラ、走り去る。
レオ、ドナ、ジャック・ルノーがいる。
近づくローラの前に、クーパーが現れる。
ローラ「あなた、誰? 私の知ってる人? 待って。夢で見たことがある」
ローラに手を差し出すクーパー。
どうやって撮ったんだ?この2ショット。ローラはそっくりさん? CG?
ローラの死体が浜辺に。ビニール包まれた、例のやつ。
死体は消える。
……ローラは救われた。
ローラ「私たちはどこに行くの?」
クーパー「家に帰るんだ」
ジョアン・チェンも出た。ピートも出た。パイロット版だ。懐かしすぎる!
ピートが釣りに出かける。そして……浜辺にローラの死体はない。
過去の出来事が書き換えられた。未来はどうなる?
サラが叫んでいる。あ〜あ〜あぁぁ〜。
ローラの写真をナイフで突く。
繰り返し突く。なぜか回転が不規則。
クーパーがローラの手を引いてブラック・ロッジへ向かう。
カリカリ音。第1話の冒頭のヤツと同じ音。
ローラ、叫ぶ。消えた。
ジュリー・クルーズの「The World Spins」が聞こえてくる。「世界は回転する」←これだ!!
クレジット見ると、ロネッタ・ポラスキーの名前もあるね。出てた?
【第17話まとめ】
- もの凄い勢いで結末に向かっています。まず、ゴードンがジュディについて説明しました。異次元にある恐ろしい負の力だと。
- ゴードンたちはダギーがクーパーであることに気づき、ツイン・ピークスに向かいます。
- バッド・クーパーがツイン・ピークスに転送され、保安官事務所を訪ねます。そして、ルーシーに撃たれます。
- バッド・クーパーの体内からボブ玉が現れますが、これをゴム手の男フレディがパンチで破壊します。
- その後、ダギー・クーパーがツイン・ピークスに到着し、かつての仲間たちと再会します。
- 裕木奈江(Naido)は、ダイアンでした。
- クーパーは、ジェフリーズの助けを借りて、ローラ・パーマーが殺される日(1989年2月23日)にタイムスリップします。
- レオやジャック・ルノーのアジトに向かうローラをクーパーがインターセプトし、結果、ローラの死体は浜辺に現れません。
- 裕木奈江がダイアンに変わるあたりから後は、クーパーの夢である可能性があります。
- あと、残り1話しかありません! いや、この17話でほぼケリがついたというのに、残り1話でどう転がるの???
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