第12話の振り返り、いきましょう。これで全18話の3分の2が終了。残すところあと6話となってしまいました。
メイフェアホテル。
アルバート、ゴードン、タミーが赤ワインで乾杯しています。
その酒席で、ゴードンとアルバートがタミーに重要な話をします。
「1970年、米国空軍がブルー・ブック・プロジェクトを終了させた。20年におよぶUFOに関する調査を終え、明白な証拠はないと結論づけた。国家の安全保障に何の脅威もないと。別の言葉で言えば、壮大な隠蔽工作だ」
「数年後、陸軍とFBIがトップシークレットで特別なチームを立ち上げた。ブルー・ブックが解決できなかった困難な事象について研究するために。そういう事象のひとつで、亡くなった女性が死に際に言った言葉にちなんで、ブルー・ローズと名付けた。通常の捜査では導けない、別のやり方でないと答が見つからないものだ」
……「ブルー・ローズ」は、早い話が「X-ファイル」ってことですな。
「ゴードンは、フィリップ・ジェフリーズをチームのヘッドに起用した。その後、彼はすぐに3名をチームに採用した。チェット・デズモンド、オレ(アルバート)、デイル・クーパーだ」
「我々はキミを追っかけてきた。ジョージ・ワシントン高校、MIT、クアンティコでも主席だったよね」
タミー「ブリー・ローズに参加しろと言ってるの?」
アルバート「その通り」
タミー「参加するわ」
ゴードン「タミーとブルー・ローズに乾杯!」
うーむ。ブルー・ローズについての説明は、今さら何も特別な説明になってないんですけど……。
ダイアンが合流。椅子に座るやオンザロックをあおる。
ゴードン一行、ダイアンに協力を要請。
ダイアン「私のメリットは?」
アルバート「Some cash. Not much」「クーパーに何が起こったか知ることができたら満足だ」
ダイアン、右手の指を2本立てて「Let’s Rock.」
スーパーのサラ・パーマー。
酒とタバコを大量に買い込む。
レジの後に吊られているジャーキーを見て、「あのビーフジャーキー、前に見たことないわ。どんなジャーキーなの?」
バイトちゃん「ターキーです、ビーフじゃないんです」
サラ「スモークなの?」
サラ、声色が変わって「あのジャーキーが初めてお店に来たとき、あなたはここにいた?」
バイトちゃん「え、はい。2週間ぐらい前だったと思います」
サラ「あなたの部屋がいつもと違うわ、あの男が来ている」←なんだなんだ!
バイトちゃん「あの、よく意味が分かりませんけど」
サラ「あなたは気をつけないといけない。それを伝えている。何かが起こる。私に何か起こる。気分が悪い」
不吉な謎のシーン。BGMもヘンだ。
買った物を置いたまま店を出るサラ。
「車のカギが……、車のカギが……」
このシーンは何だろう……。サラが異能の人物であり、シリーズの重要人物であることは間違いない。
トレイラーハウス。
クリスコル、杖をついて歩いてる。
ハリー・ディーン登場「クリスコル、また血を売ったのか?」
クリスコル「ああ」
ハリー・ディーン「ジェンキンズは、お前にプロパンガスの代金を払ったか?」
クリスコル「いいや」
ハリー・ディーン「お前に50ドルやる。お前の働きに対して。今月は家賃もいらない。その代わり、今度血を売る時はオレの所に来い。血を売るんじゃない」
ホークがサラ・パーマーを訪問「みんなが心配してるよ」
サラの家の中で、ビンがクラッシュする音。
ホーク「中に誰かいるの?」
サラ「いいえ。台所の何かよ……凄くイヤな話だと思わない、ホーク」
ホーク「何かあったら連絡してくれ」
……これまた、謎のシーンだなあ。
病院。
ミリアムがベッドで点滴を受け、眠っている。
ダイアンにテキストメッセージが。
「Las Vegas?」
ダイアンの返事;
「THEY HAVEN’T ASKED YET」まだ尋ねられてない。
ベン・ホーンのオフィス。
トルーマン保安官が訪ねてくる
トルーマン「リチャード・ホーンが殺人事故の容疑者になっているんだよ。目撃者のミリアムも殺そうとした形跡がある」
ベン「なるほど、分かった。リチャードは正しい行いをしたことがない」
315号室の鍵を手に、説明する。
ベン「これは、クーパーが泊まってた部屋のカギだ。ハリーは、記念品として欲しいかもしれないよ」
カギをトルーマンに渡すベン。「ハリーへ渡してくれ」
ゴードンが、ホテルで赤い服のフランス女を侍らしている。アルバートがやってくる。
ゴードン「バーで待っててくれ」
赤い服の女「Oui mon cheri.」(はい、マイ・ダーリン)
女の動作がいちいち長い……。
頭を抱えるアルバート。
アルバートは、ダイアンとバッド・クーパーのテキストメッセージを捕捉したことをゴードンに告げます。
バンの中から、シャンタルとハッチが男を狙撃。
家から子どもが出てきて「Daddy!」
マーフィー所長か?
ジャコビーが放送を始める。彼のラジオネームは「Dr. Amp」
ネイディーンが聞いている。
ジャコビーのシャベルは、29.99ドルで販売中。
おもむろにオードリー登場!
ハゲメガネのチャーリーのデスクの前に立っている。
オードリー「もう、電話がかかってくるのを待てない。私はロードハウスに行くわ。あなたも一緒に行く?」
チャーリー「この書類の山を見てくれ。私には締切があるんだ。ビリーを探したい気持ちはやまやまだが、明日の朝にしよう」
……チャーリーのデスクにはPCもワープロもなく、紙にペンで原稿を書いている模様。デスクの電話も黒電話です。なんか変だ。
オードリー「ビリーはもう、2日も行方不明なのよ」
チャーリー「そんな風に夫に言うなって、前にも言っただろ」←このハゲメガネ、オードリーの夫なのか?
オードリー「臆病者。だから私はビリーが好きなの。あと、ティナも探さなくちゃ。彼女が最後にビリーを見たのよ」
チャーリー「私を苦しめるな、オードリー。私は精一杯やってるんだ」
オードリー「それじゃあ、私が渡した書類にサインしてよ」←離婚調停中なのか?
チャーリー「あんないかがわしい書類にはサインできない。弁護士が確認するまで何にもサインしない」
オードリー「いいわよ。ポールに頼むから。ポールがあんたの所に行くからね」
チャーリー「分かった。キミと一緒に行こう」
オードリー「じゃあ、ロードハウスに行きましょう」
チャーリー「その前に、ティナに電話してもいいか?」
……なんか会話がヘンです。調子もヘンだ。
チャーリーは口をつぐむ。
……これまた、長い長いシーンだわ。ビリーって誰? ティナは?
ダイアン、バーのカウンターで一服。
ダベンポートの腕の座標の番号をGoogle mapに入力すると……。
ツイン・ピークスの町にピンが落ちた!
ロードハウス。
バンドはChromatics。2回目の登場ですね。今回の曲は「Saturday」
【第12話まとめ】
- ブルー・ローズ・プロジェクトの概要が判明しました。早い話が「X-ファイル」。
- このプロジェクトのリーダーが、デビッド・ボウイが演じたフィリップ・ジェフリーズ。アルバートとクーパーもメンバーでした。今回、新たにタミーがメンバー入り。
- サラ・パーマーの様子が変です。シーズン後半になって、彼女のパラノーマルなキャラが頻出しています。
- オードリーがいきなり登場しました。チャーリーという夫とともに。しかし、何か変な調子です。
- エンドクレジットでは、Sherilyn Fennは旧姓のAudrey Horneのまま。チャーリーは単に「Charlie」。
- オードリーは未だ昏睡状態なのかも。我々が見たのは、彼女の夢である可能性もありますね。
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